設置されたスプリンクラーヘッドが、平常時不可抗力などで外部から衝撃が加わった場合を想定して、弊社製耐衝撃型スプリンクラーヘッドと従来のレバー式スプリンクラーヘッドの衝撃による(※)最高止水圧力への影響を確認します。
実験は、質量1kgの重錘(真鍮棒)を1Mの高さから落下させてスプリンクラーヘッドの感熱部へ激突させます。この時、重錘の重心が確実に激突点に加わる事とします。この衝撃は不可抗力といえども平常時のスプリンクラーヘッドに加わるであろうと想定する衝撃の範囲を遙かに越える極めて過酷な実験です。
尚、この実験で使用するスプリンクラーヘッドは弊社製耐衝撃型スプリンクラーヘッドと従来型の一般的なレバー式スプリンクラーヘッドとして、弊社旧型のレバー式ヘッドS72-M80を使用します。
(※ 最高止水圧力とはメーカーが保証する止水部の最高止水圧力です。最高使用圧力とは異なります。) |
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耐衝撃型スプリンクラーヘッド
E72-Q80C
最高止水圧力 13MPa |
一般的なレバー式ヘッド
S72-M80
最高止水圧力 2.5MPa |
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1. |
重錘を落としてヘッドに激突させる
固定したスプリンクラーヘッドの感熱部に、上部から重錘を落下させて衝撃を加えた後、ヘッドのノズル内部に最高止水圧力まで水圧を加え、低下がないかを確認する。 |
2. |
重錘と落下高さ
質量1kgの重錘を高さ1Mから落下させて、ヘッドに激突させる。
重錘寸法 直径20mm×長さ 約400mm 真鍮製 |
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3. |
ヘッドに加える衝撃方向
重錘を落下激突させるスプリンクラーヘッドの固定方向は、ヘッドの軸芯を「垂直方向」「水平方向」「45°方向」の3種類とする事により、あらゆる角度からの衝撃を想定するものとします。上記写真は水平方向に取り付けた状態です。 |
4. |
最高止水圧力
手動水圧ポンプを使用して、ヘッドの最高止水圧力まで圧力を上げて行きます。最高止水圧力以下で漏れが発生すると、衝撃によって止水性能が低下したものとします。
(尚、この衝撃テストで止水性能が低下しないスプリンクラーヘッドを弊社では耐衝撃型スプリンクラーヘッドとしています。)
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※ダウンロード(WMVファイル)
が開始されます。 |
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