1.新技術によって可能となった耐衝撃型ヘッド
 アイエス製 “耐衝撃型スプリンクラーヘッド”は従来型のヘッドとその構造は全く異なります。アイエススプリンクラーが独自に開発した極めて衝撃に強い構造を持つヘッドです。誤って落としてしまったり、物をぶつけてしまったりして衝撃が加わり、ヘッドが激しく変形してしまった場合でも、アイエス製耐衝撃型ヘッドは水漏れや誤作動放水が発生する事がありません。それだけではなく、たとえ衝撃が加わったヘッドであっても傷や変形、破損等の異常が発生していない物は使用して頂けます。
 また従来型ヘッドのノズル止水部の(※)最高止水圧力は2.5MPa(約25kgf/cu)であるのに対して、耐衝撃型ヘッドの最高止水圧力は13.0MPa(約130kgf/cu)もあります。これは従来型ヘッドの5倍以上と驚異的に高く、安全な物になっています。衝撃が加わってもこの数値が低下する事はありません。(「耐衝撃比較試験」のページをご覧下さい。)
(※ 最高止水圧力とはメーカーが保証する最高の圧力です。)
 2.外観目視による品質確認
 耐衝撃型ヘッドは“正常品であるか否かを、外観により確認できる”という事が大きな特徴の一つです。従来型のヘッドとは違い、例え落として衝撃が加わった物でも変形や傷、破損等がなければ正常品であるため、当然ご使用頂けます。従来型のヘッドでは衝撃により内部に異常が発生しても、外部に痕跡がないと正常・異常の判断はできませんでしたが、耐衝撃型ヘッドでは変形や傷、破損がなければそれは正常品であり、そういった外傷や破損があれば異常品である、という判断を外観目視で行う事が可能となりました。
 さらに耐衝撃型ヘッドは従来のヘッドより、その直径が小さいだけでなく、天井面からの突出寸法も少なくなり、各方面からもそのシンプルなデザインに関して非常に高い評価もいただいています。
 3.衝撃による誤作動放水皆無の実績
  アイエス製耐衝撃型スプリンクラーヘッドは製造開始以来10年、生産個数も100万個を遙かに超えています。しかし衝撃での水漏れや誤作動放水による損害は皆無です。従来ではヘッドの誤作動放水の対策としては主に“湿式予作動システム”が使われてきました。そこで「複雑でコストのかかる“湿式予作動システム”までは」とお考えのお客様からの問い合わせも多く頂いており、また非常に注目されています。実際に湿式予作動システムから、アイエス製耐衝撃型ヘッドを使った通常の湿式システムに設計変更された物件も増えてきています。
 消防法によってヘッドの基本性能は厳しく定められており、それをクリアする事はメーカーにとって困難である事は御存知の方も多いものと思います。耐衝撃型ヘッドは、その消防法によって厳しく定められた基本性能に加え、耐衝撃性能、耐漏水性能、作動性能、さらにはデザインまでも従来のスプリンクラーヘッドでは考えられない程に完成度の高い製品となっています

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