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レバー下が左右に回転して開こうとする力は、バランサー爪部の角度により、セッティングプレートとバランサーの間隔を広げようとする力に変わっています。その力は圧縮荷重となってヒューズへ加わっています。 |
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火災が発生すると、その熱を感熱板が吸収しヒューズに伝わります。加熱されたヒューズは融解し、液体となったヒューズはピストンとシリンダーの隙間から下部へと流れ出ます。
左図の状態ではレバーがバランサー掛止部から外れる寸前です。 |
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ヒューズが融解し、体積が減少した分だけ、セッティングプレートとバランサーの間隔が広がります。左右のレバーはバランサー掛止部から外れ、互いに回転するように開き続けます。
既にこの状態では掛止部は外れています。 |
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掛止部が外れると、内部の強力な組立荷重により分解部は一気に下方へはじき飛ばされます |
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分解部はそのまま落下して行きます。次にヘッドに内蔵されていたデフレクター(散水板)が自重により落下してきます。止水部ガスケットはバルブと共にデフレクターに固定された状態で組み立てられています。 |
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最後にデフレクターがフレーム内部につり下がって、作動は終了します。
以上が、レバー式ヘッドの作動順序です。 |