耐衝撃型ヘッドの止水部には、フッ素ゴム製のOリング(オー・リング)を使用しており、このOリングを装着したバルブをノズル内部に差し込んで止水を行っています。この方式は一般的な止水方法としては信頼性が高く、多方面で様々な用途に使用されています。
但し、一般的なOリングの材質であるEPDMやNBR等はスプリンクラーヘッドの止水部への使用には適してはいません。実際にアメリカで止水部にEPDM製Oリングを使用したヘッドが作動不能となり、膨大な数のリコールが発生しています。しかしアイエスでは耐衝撃型ヘッドの開発の際、Oリングをスプリンクラーヘッド止水部に使用するためには、一般的なEPDMやNBR等の材質のOリングでは危険でであると判断し、特に慎重に徹底した調査・選定を行いました。フッ素ゴムはヘッドの止水部への使用に最も適した材質であり、このフッ素ゴム製のOリングこそが、スプリンクラーヘッドに使用する事のできる十分な信頼性を持った材質である事を確認しています。
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