前記のレバー式ヘッドが衝撃に弱かった4つの原因に対して耐衝撃型ヘッドは、
@ 信頼性のある止水方式
Oリング差し込み式であるため、バルブが動いたとしても抜けない限り止水力は完璧に保たれます。放水点までのストロークも充分あり安定した止水方式になっています。 |
A 耐衝撃型ヘッドは止水力を組立荷重に依存していない。
止水力と組立荷重は関係ありません。そのため組立荷重が下がっても止水性能には影響はありません。
逆にメリットとして、内部応力である組立荷重を低く抑える事ができるため、組立荷重をレバー式の約1/5とし、無理のない安全なスプリンクラーヘッドが可能となりました。 |
B 耐衝撃型ヘッドの分解部は強固である。
耐衝撃型ヘッドの分解部はボール8点支持の極めて強固な構造であるため軽微な衝撃によってダメージを受ける事はありません。
逆にメリットとして、外部にダメージを受ける程の強烈な衝撃が加り、変形や損傷、破損等が発生した物は、異常が発生しているサインとなります。 |
C 安全な掛止部と掛止寸法
耐衝撃型ヘッド分解部の掛止部は8ヶ所もあり、その上充分な掛止寸法で保持しています。レバー式ヘッドと耐衝撃型ヘッドのそれぞれの作動順序の項を比較して頂いても、耐衝撃型ヘッドは作動するまでのストローク、つまり掛止寸法がいかに大きいか、お判かりいただけるものと思います。
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